Android端末をPCにUSB接続すると、こんなことができる!

このブログにいらっしゃる方は「Android PC USB接続」などで検索される方が多い傾向にあります。
そこで今回は、Android端末とPCをUSB接続すると起こる幸せなことを紹介します。
しかし、初心者の方には若干敷居が高いかも知れません。が、キーワードを上手にググっていただければ十分情報は手に入ると思います。最低限の知識としてWindowsコマンドプロンプトLinuxのシェルを扱ったことのある方を対象とします。要望がありましたら、次の機会に説明させていただきたいと思います。


Android Marketには「Proxoid」というアプリがあります。
これは、パソコンに接続されたAndroid端末をプロキシサーバとして使用するためのアプリケーションです。
要するに、パソコンがインターネットに接続できない状況下でも、Android端末を経由してインターネットに接続できるのです!いわゆる「テザリング」という機能です。
余談ですが、よく雑誌等でテザリング機能のことを「スマートフォンをモデム化する」という表現が使われます。しかしモデムというのは、電話回線を使用するためにデジタルデータと音声信号を変換する装置のことを指し、第2世代以降の携帯電話はデジタル通信を行いますので、これは不適切な表現です。
ただし、このアプリを正しく使用するには、PC側にも準備が必要です。これが若干面倒で難しく感じるかも知れません。
オクトバさんで詳細に説明しているので、こちらをご覧ください。
ただ、これでは丸投げ感があるので、開発者(※)としてのコメントをさせていただきます。
※Proxoidの開発はしてません
たぶん仕組みとしては、PC側のHTTPリクエストをAndroid端末が受け取り、それをPCの代理(プロキシ)としてリクエストを投げます。そして、インターネットから受け取ったHTTPレスポンスをPCへ返します。結果、PCのWebブラウザ上でWebサイトを閲覧することができます。
もし上記の仕組みで実現していたら、インターネットへHTTPリクエストを投げているのはAndroid端末ですから、その送信元IPアドレスAndroid端末のものです。そのため、雑誌や各Webサイトで言われている「通信料金はどうなるか知らんよ」というのは心配要りません。キャリアの通信料金定額制度が適用されるはずです。キャリアはProxoidを使用していることを知る術がないからです。
しかしながら、この方法はお勧めいたしません。私からも申し上げますが、テザリングが許可されていない料金プランを契約されている方は、この方法により高額な料金を請求されても自己責任でお願いいたします。